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  • 執筆者の写真atelierPOPO

コンテストについて

みなさんこんにちは!


来年の1月22日・23日・24日の3日間、

『北海道洋菓子作品コンテスト大会 学生部門』が開催されます。


コロナウイルスの影響で6月の大会は中止となってしまいましたが、

改めて、学生さん限定で行われることになりました。

6月の大会に向けてこっそり準備していた方や、少しでも興味のある方は各学校に要綱が送られていると思いますので、ご確認ください。



じつはわたしも専門学生時代からコンテストに出品しておりました。

大袈裟に聞こえてしまうかもしれませんが、今までの人生のなかで本当にかけがえのない、とっても素敵な思い出になっています。わたしの青春です!笑


搬入前日に仲間たちと徹夜で作品を仕上げたこと、会場に着いた時のどきどき感、入賞できなかった悔しい気持ち、、、

普段の生活では感じることのない緊張感や高揚感を得ることができます。


コンテスト作品を作るにはたくさんの時間を要するため興味があっても参加を躊躇する方が多いと思います。

実際わたしも迷って迷っていつも締め切りギリギリにエントリーしてしまいます、、笑

ですが、一生懸命やれば費やした時間以上に自分にとって有益なものが得られると思うんです。


正直マジパンを販売しているパティスリーは少ないですし、就職後必要な技術かと言うと直接仕事として活かされることはあまり無いと思います。

ただ、コンテストに出品することで自分だけの技術を身につけたり、試行錯誤して作り上げたことで自信やモチベーションにつながったり、ほかの作品を見て今まで自分には無かった感性を学んだり、、、

長い時間を費やして制作するからこそ、その過程で学ぶことは千差万別ですし、毎年続けて出品することでそれがどんどん自分の糧になっていくと思います。



わたしが学生の頃からお世話になっている恩師がよく仰っていたことですが、

「コンテストに何度も出品していると、全国に仲間ができる。それも自分と同じ病気の(恩師は異常にこだわりの強い人のことを病気といいます。笑)。それだけで参加する意味がある。」


これは今までコンテストに出品してきて、とても実感していること。

何度もコンテストに出品していると、あ!今年もこの人の作品がある!とか、この人の作品はいつも見ていて楽しいな~!とか、

作品を通してその人のことをだんだん覚えてくるんです。


私は人見知りで緊張しがちな性格なので、なかなか自分から動き出すことが出来ないのですが、

ありがたいことに同じようにわたしの作品を何度も見て覚えていて声をかけてくださったり、中にはお手紙をくださる方もいて、

それが本当に本当にうれしくて、頑張ってよかった!また頑張ろう!と思えます。


北海道に住んでいると、他県と離れているためなかなか道外の方との交流が難しいので、

年に一度の全国大会で毎年少しずつ色々な方とお話できることが本当に楽しみなんです。


いまマジパンやほかの細工に興味のある学生さんたちともいつかそんな気持ちを共有できたら素敵だなと思います。


コンテストに対して思うことは人それぞれですが、私はとても大きな意味があると思っています。



コロナウイルスの状況次第では再度中止が余儀なくされる可能性もありますし、

感染の不安を考えるとあまり強く参加を勧めることはできません。

もちろん自分の安心して出品できるタイミングになってからでもいいと思います。

ここぞ!という時のためにいまできることを一生懸命取り組み、やる気を継続させていくことが大切だと思います。


これからもみなさんに興味を持って頂けるような作品作りや技術、情報を発信していきたいと思います。

少しでもコンテストに対して前向きな気持ちになって頂けたら嬉しいです。




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